WordCamp Kansai 2016 に参加して感じたこと

f:id:gurimmer:20160711131457j:plainはじめまして、 @gorou_178 です。 7/9〜7/10の2日間、大阪大学豊中キャンパスで開催された「WordCamp Kansai 2016」というイベントに参加 & 登壇してきました。

普段は、tenpuというファイル転送サービスの開発や、WordPressでサイト構築・AWSでサーバ構築などを行っています。 そこでAWSとWordPressについて発表させていただけることになり登壇してきました。

イベントに参加される方々は、デザイナーさん・ディレクターさんなどエンジニアではない方々が多いのだろうなと思い、なるべく専門用語は控え、図で説明する工夫をしました。みなさんに伝わっているといいな。

f:id:gurimmer:20160711124531j:plain 発表した会場

このイベントについて

まず感じたのは、スタッフの多さ、そしてとにかく無料だったこと。

イベントは無料で参加できかつ事前の登録なしで参加できます。また、無料で「ホットコーヒー」「パンとおにぎりと飲み物1人に各1つずつもらえる」「託児所スペースがあり保育士さんが常駐してくれている」「懇親会の飲み物から食べ物まで無料」と…本当に至れり尽くせりなイベントでした。

スポンサーの皆様、本当にありがとうございました。それだけ愛されているコミュニティなんだなと感じました。

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印象に残ったセッション

The Tale of Calypso – Why WordPress.com Chose JavaScript-First Approach. @southp0105

英語セッションだけど翻訳者が付いていたので内容がほぼ把握できました。コンポーネント化を進め、一つ一つがpureであれば、いくら足してもpureなものが出来上がる。組み合わせ自由になりいろんな事ができるようになってワクワクする!!といっている本人をみてこっちまでワクワクしてました。

今のインターネットはJSによって結合されたOSのようになっている。

という例えがとても心に残りました。

スライドは共有されていないのですが、後ほど公開され次第アップしようと思います。*1

追記: 2016/07/20 スライドが公開されたので追加しました。

これからのCMSが向かっていく未来を考える @HissyNC

CMSの視点の変化と、今後のコンテンツの管理の仕方がどう変わっていき、どうなっていくべきかというお話でした。 その中で「Intelligent Content*2」についての話題がありました。

  1. 構造的なデータである
  2. セマンティックなデータである
  3. 上の2つによって、ほぼ自動的に発見・検索できる
  4. 再利用できる
  5. 色んなものに適応できる

James Tienさんのセッションのコンポーネント化の話とも繋がっていて、とても重要なんだと改めて感じました。 今後このようなコンテンツを作っていくべきで、CMS(WordPress)はこれを実現していかないといけない。そんなCMSの未来が見えたセッションでとても面白かったです。

f:id:gurimmer:20160711124258j:plain @HissyNCの登壇時の様子

全体を通して

とても賑やかで活気がありました。参加者の年代が全体的に若いからというのもあるかもしれませんが、それよりも「このイベントをみんなで良くしよう」という雰囲気を感じました。

WordPressにはバージョンごとにコードネームが付けられているのですが、このコードネームは著名なJazzミュージシャンの名前が付けられます。それにちなんで、WordPressのコードネームの元になった人物の楽曲を生演奏するという粋な企画もあり癒されました。

f:id:gurimmer:20160711125047j:plain 生演奏が素晴らしかった

そもそも、WordPressはコミュニティに支えられて出来ているOSSです。日本のWordPressフォーラムでは多くのユーザーがたくさんのトピックを立ち上げています。野田さんのセッション*3でフォーラムについての発表がありましたが、このフォーラムも一般ユーザが支えています。

またタイムテーブルを見ていただくとわかると思うのですが、初心者向けのハンズオンに力を入れています。

これらも含めて「困っている誰かを助けたい。誰かの為になりたい」そんな想いをたくさん感じました。これ本当にすごいことだと思うのです。

そんなWordPress愛、コミュニティー愛に満ち溢れたWordCamp Kansai 2016でした。

運営スタッフおよびゲストのみなさま、そしてスポンサーの方々、本当に楽しかったです!お疲れさまでした。